口腔周囲筋の機能のアンバランスが、不正咬合(上下の歯がかみ合わない)を引き起こすと考えられています。
舌で歯を押す癖があると、歯並びに影響します。
よくある受け口や、出っ歯と呼ばれるものです。
歯科矯正では、舌の癖をとるトレーニングとして口腔筋機能療法OMT(Oral Myofunctional Therapy)があります。
年齢を問わず作成されたものです。
一般的にはMFT(MFT=Myofunctional Therapy)と呼ばれています。
「口呼吸は万病のもと」といわれ、虫歯や歯周病はもとより、高血圧、糖尿病、アトピー性皮膚炎、うつ病をも発症することも分かって来ております。
MFTでは特に、鼻呼吸の獲得を目標にします。
「お口の体操」はMFTトレーニングを応用し、日常生活でも取り入れやすいように作成したオリジナルなものです。(20年ほど前から指導)
私たちは生涯を通して口もとを使います。
楽しく、おいしく食べられることを目指して、「お口の体操」で豊かな日常生活を送りましょう。
現代社会における食生活の変化、ストレス社会、高齢化社会といった社会現象は口腔周囲筋の機能低下、不調和を生み出しています。
結果として口腔領域において従来の治療では十分な対応が困難となり、心、身体、環境のバランスがほどよく調和したクオリティ・オブ・ライフ(QOL=生活の質)が得られている状況を目指すには全人的、MFT的視点に立った治療の重要性が増しています。-MFTで治療力アップ(日本歯科評論)-本文より抜粋
「お口の体操」は口腔筋機能療法を応用した、日常でも簡単に出来るトレーニングとして、作成したオリジナルなものです。
この正しく機能することを目指すことで、口の周りの筋肉にも改善が見られるようになります。
乳幼児期、学童期には機能育成に、成人には歯ぎしり噛みしめのリラックスと予防に、高齢者では、機能回復や誤嚥性肺炎の予防としてそれぞれの年代に効果が見られます。
<食べることは生きること>
どの年代においても同じ口腔機能が働きます。
正しい食べ方、飲み方も見直し、日常生活を豊かにしましょう。